塾頭挨拶

伊藤 央 塾頭 挨拶

 正論だと思っていることを主張すればするほど孤立する。正義を貫こうとすればするほど浮いてしまう。「自分は政治家に向いていないのでは」と思い始めた頃に出会ったのが本塾、林英臣政経塾でした。

 初めて受けた林英臣塾長の講義は吉田松陰先生と松下村塾について。最前列で受講した私は雷に打たれた様な衝撃を受け、涙が止まりませんでした。

 私は五期生として入塾しましたが、当時の先輩は殆どが年下。しかし、自分より深く学び、行動し、人間力もある。こんな凄い人達が全国にいるのであれば、自分だってやれるはず。必死に先輩達に追いつこうとしている間に気付けば十五年が経ち、令和二年からは塾頭を務めています。

 本塾は「政経塾」と名乗っておりますが、具体的な政策や、ましてや選挙のやり方を学ぶ場ではありません。塾生の間は塾長講義と先輩や同期生との切磋琢磨によって、政治家としての自らの「原点」を掘り起こし、ぶれることのない「本氣」を確立します。よって「利口者」は求めておりません。むしろ利害を度外視し、公欲と私欲を一致させ、地域は勿論、我が国と世界のために人生をかけることの出来る「大馬鹿者」を待っています。

 さぁ、我々と共に一回限りの人生を歴史の大舞台に上げ、狂挙に生き抜きましょう。

伊藤 央 塾頭 プロフィール